講演
    講演:<アートと色とノンバーバル・コミュニケーション>

                              専修大学 2015.6.25
 
アートとNVC: 創造する人の気持ちや願いが書、絵本、絵画、音楽、写真などのアートに込められ、それが相手に伝わる。芸術家の作品ばかりがアートではない。
パブリックアート:日々その前を通る人たちに伝えるメッセージをどう表現するか。
ホスピタルアート:アートが人の心にもたらす作用で病院をより快適に変えていこうとする試み。病院で過ごす患者さん、家族、医療従事者を思って製作されたもの。みんなで考え、共に創る。患者さんが何が不安かを話し合いながら現場で創るもの。
 
色とNVC: 色は自分の気持ちを表す。好きな色、身につけたい色は、その人が必要としている色。信号の色のように、記号化された色が必要なこともあるが、「太陽を青で描くのはおかしい」などと枠にはめた色使いで教えられると、絵からファンタジーが消える。震災などを体験した子どもたちの心の中に恐怖や悲しみを沈ませないようにするには、自由な色使いで描かせること。はじめは赤や黒といった原色を使う子どもたちも、やがて落ち着きを取り戻すときれいな色の虹を描くようになると言う。
cf.末永蒼生『色彩心理の世界』PHP研究所 1998
 
アートのもつ手作りのテンポ:人間的なテンポの中にいると心が落ち着く。歩くテンポも手作りのテンポも、人間的であるが故に、安心感をもたらす。
ニットカフェ:アメリカ同時多発テロの後に始まった、手作りを通した平和の祈り。
マルティナカラーの毛糸:東日本大震災のあと、気仙沼の自然と人々を思って、梅村マルティナさんがコーディネイトした色の毛糸。彼女は今も福島の復興を願ってを活動されている。
 
アートと暮らし:暮らしに「アートの心」を取り入れて、生き生きした日々を!
(1)アートとNVCする:美術館・ギャラリー・ライブコンサート・絵本を読むなど。
(2)自由な色使いで心を元気に:美しい色を見る・身に付ける。本物の色を知る。
(3) 手作りで人間的なテンポを取り戻す:手書きで手紙を書く/美しいと思ったものを
  写真に撮る/編む/縫う/手料理/楽器を奏でる/歌う/絵を描くなど。
                    cf. 「INVC湘南だより:No.5」        (東山安子)
 
    講演:<INVCワークショップの軌跡>       2015.2.28

       第5回 映像で学ぶトランスカルチュラリティワークショプ in 新座
 
*「映像で学ぶトランスカルチュラリティワークショップ」は、神田外語大学、立教大学等で長年「異文化コミュニケーション」を教えてこられた久米昭元先生が主幹されている研究会です。御在職中に大変おせわになりました久米先生に十数年ぶりにお会いし、発表もさせて頂きました。
 
<INVCワークショプの軌跡>
INVC(Intercultural Nonverbal Communication)ワークショップの始まりから研究所設立までの軌跡(cf. 団体概要)についてお話しました。
 
始まりは2010年3月。卒業を間近に控えた院生の一人が書き上げたばかりの修論を抱えて尋ねてきてくれたのです。そして、これからも勉強を続けたいと。その希望を受けて、翌月から季節ごとに年四回、江ノ島でワークショップを始めました。メンバーは2010年に立教大学異文化コミュニケーション研究科を卒業した五名です。
 
<INVCワークショップ第一期>
はじめの三年間は、テキストとリーディング課題について、発表とディスカッションをする形で行いました。学問としてでなく、暮らしの中で「のんばーばるcom.」を捉えていってもらいたいという願いがあったので、リーディング課題は、論文や専門書からではなく、一般書から選びました。
 
<INVCワークショップ第二期>
第二期は2013年秋から。メンバーの希望で、共著の本の執筆を目差すことになりました。この話が出た当初から、私は商業出版ではなくて自費出版を薦めました。理由としては、1)本づくりのすべてのプロセスに主体的に関われる、2)編集者に頼るのではなく、自立して本の執筆に携わる姿勢を養える、3)「売れる本」という制約を受けないので、自分たちの個性を自由に表現できる、4)表紙のデザインや字体、字の大きさなどの「本ののんばーばるcom」にこだわることができるなどです。
 
<INVC暮らしとアートの研究所の設立>
共著の本の原稿執筆が始まり、毎回お互いに読み、真摯にコメントし合うことを繰り返しました。毎回送られてくる「書き直し原稿」に込められた熱意と手応えを感じ、この本に込められたメッセージを伝えていけるようにと、2014年春に研究所の設立準備を始めました。半年後には無事にHPもできあがり、2015年元旦に設立の運びとなりました。2015年は、2月から専修大学の学生4名による「Workshop未来の夢」も始まっています。      
 
*INVCワークショップを育てて行くために、私が大切にしてきたことについては、「INVC湘南だよりNo.2」まとめましたので、合わせてお読み下さい。
                                (東山安子)
 
 
    講演:<「身ぶりのはたらき」に込めた思い>    2015.1.23.

        昭島市立中神小学校 言語能力向上拠点校 研究発表会
 
「身ぶりのはたらき」は三省堂から出版されている教科書『小学校生の国語三年』に執筆した文章です。研究発表会では、はじめに「身ぶりのはたらき」を使った三年生の授業の参観をさせて頂き、その後に先生方の研究発表、そして私の講演と続きました。
 
*講演のはじめに「コミュニケーションはやりとりである」というお話をさせて頂き、講演の後に感想を書いて頂けるようお願いしました。講演のような「1対多数」の場合も「聴き手の反応」を頂くと、私自身の次の講演につなげていけたり、その後の更なるディスカッションにつながって、新しい考え方や取り組みを生み出す可能性があるからです。
 
*当日も聞いて下さった多くの先生方から様々なご感想を頂きました。お寄せ頂いた
ご意見について、これからディスカッションしたい気持ちで一杯です。内容につきましては、ニューズレター「INVC湘南だより創刊号」にてお知らせしていますので、合わせてお読み下さい。
 
「身ぶりのはたらき」に込めた思い
  < コミュニケーションの根底にあるのは気持ちのやりとり>
コミュニケーションは情報伝達であると言われがちですが、本当に大切なのはその根底にある「気持ちのやりとり」ではないでしょうか。無意識にしている身ぶりのはたらきに関心を向け「会って話すこと」を大切にすることで、「気持ちのやりとり」はしやすくなります。子どもたちにとって、身体を動かして一緒に遊ぶことはとても大切です。声を出して笑うだけで元気になります。ノンバーバル・コミュニケーション(NVC)は人とのつながりを育みます。
 
 <察しの文化はどこへ?察するとはNVメッセージを受け取ること>
とかく忙しい現代生活ではNVメッセージを受け取る余裕がありません。そうなると、相手の気持ちの変化に気づくことができません。忙しい学校現場でも、生徒ひとりひとりの「いつものNVC」を把握していることが大切です。「いつものNVC」が変化したとき、それは何かのメッセージを含んでいるのです。
  
<身ぶりには文化差・地域差・男女差・年齢差・状況差・個人差がある>
「身ぶりのはたらき」で取りあげた「頭をなでる」や「鼻を指す」などは文化が違うとタブーであったり、意味が通じなかったりします。多国籍の生徒が通う学校では、身ぶりの多様性が見られることもあるでしょう。そのような場合には、その多様性に関心を寄せて、異文化理解教育につなげて頂ければと思います。
 
<言葉(V)とノンバーバル(NV) の関係>
VとNVは切り離すことができません。補い合って、相手に気持ちを伝えています。
VとNVのメッセージが同じ時、相手は安心してメッセージを受け取れます。V=NVのメッセージの積み重ねがお互いの信頼感につながるのです。Vの土台や背景にはたくさんのNVCの体験や実感があります。会って「今ここ」を共有することは大切です。相手のNVメッセージを受け取れる感受性の高い人は、言葉の表現も豊かです。言語能力を向上させるには、遠回りのようでありながら、観察眼を磨き、感性を高め、感じたことや自分の気持ちを言葉に表すこと、そしてNVCを含めて相手と気持ちのやりとりをすることが大切です。             
                                 (東山安子)
 
    講演:<日々の幸せとノンバーバル・コミュニケーション>

                                  専修大学 2014.11.27   
 
コミュニケーションは情報伝達?、心の通い合わせ?
もちろん情報を伝えることも必要です。しかし、心や気持ちを置き去りにすると、やりとりが事務的で冷たくなります。私の中には、face-to-face communicationが減っていくことへの危機感、ヴァーチャルな世界に浸って五感を使わなくなって行くことへの危機感があります。それは、ノンバーバル・コミュニケーションが減っていくこと、そして、ノンバーバル・コミュニケーションのアンテナとも言える五感が鈍ることにつながります。
 
NVCと幸せ(1)face-to-face communicationを楽しもう!
メールばかりでなく、人と会って話をしましょう。人と会うことで、時間と場所を共有し、心を通い合わせることができます。相手の笑顔や明るい声、温かい手のぬくもりなどから元気をもらえます。人と会うと、楽しく、心が生き生きしてきます。
 
NVCと幸せ(2)大切な人とのつながりに時間をたっぷり使おう!
幸せって何でしょう。お金があれが幸せなのでしょうか。病気だと幸せになれないのでしょうか。辻信一さんは『幸せって、なんだっけ』の中で、「魂のあるつながりがぼくを幸せにする」「大切なつながりのために、たっぷりとした時間を注ぎ込むことが必要」と言っておられます。'Time is money.' から'Time is life.' へ。お金に縛られない暮らしを心がけてみましょう。
 
NVCと幸せ(3)自然とNVCしましょう!生きている幸せ感は五感から。
現代の都会生活は五感が閉じて、幸せを感じられない状態になりがちです。自然とふれあって五感が開くと、幸せを感じ、心に余裕が生まれます。そうすると、相手の良い面に目を向けられるようになり、相手を受け入れ理解しようとする心の働きが生まれます。大空を見上げて深呼吸したり、夕陽や月や星の美しさを感じましょう。鳥のさえずり、波の音、風の音に耳をすませましょう。はだしになって砂浜を歩き、潮の香りを胸いっぱい吸い込みましょう。それだけでも、とても幸せな気持ちになれます。 
                                (東山安子)
  

    講演:<日米のジェスチャ―・世界のジェスチャー>専修大学 2010.11.11

  
『日米ボディートーク』より、アメリカ人が使わないジェスチャーとして、「両手交差」「手刀」「鼻を指す」など、日本人が使わないジェスチャーとして、「眼球回し」「頬ずり」「足のせ」などを紹介しました。D.モリス著『ボディートーク』からは、世界の様々なあいさつのジェスチャー、OKサインとVサインのジェスチャー地図、Noのジェスチャーに関するジェスチャー境界線について、話しました。
 
まとめとして、ジェスチャーの特徴を5点挙げました:1)文化差・地域差・男女差・年齢差・状況差・個人差がある、2)「〜人のジェスチャー」という括り方はできないことが多く、使う時には限定条件付きとなる、3)時代により変化し、移り変わるものがある、4)英米のジェスチャーは、英語圏だからといって一括りにできない、5)人間として共通のものもありながら、文化ごとに異なるものも多い。
                                                                                   (東山安子)
 
 
 
    講演:<ノンバーバル・コミュニケーションと五感> 専修大学 2012.10.25

  
ノンバーバル・コミュニケーションとは次のようなものを指します:服装・髪型などの「外見」、話す早さ・声の高さや大きさなどの「声の表情」、身ぶり・手ぶり・姿勢などの「身体の動き」、目の動きや視線、笑顔などの「顔の表情」、スキンシップ・握手・ハグなどの「ふれあい」、相手との距離・座席の位置・縄張意識などの「空間感覚」、時の捉え方・生きるテンポ・時間の使い方などの「時間感覚」、自分の個性を表す色・衣服の色・好きなインテリアの色などの「色彩」、自分が落ち着く匂い・懐かしい匂いなどの「香り」、おふくろの味などの創り手を思い出す「味」。
 
五感である「見る」「聞く」「ふれる」「かぐ」「味わう」はノンバーバル・コミュニケーションのアンテナです。自然と切り離された現代の都会生活の問題は、人工的な色・不快な騒音・ラッシュアワー・不快な臭い・人工的な味に身体が疲れ、知らぬ間に「五感を閉じてしまっている」ことです。それに気づき、五感が開くように心がければ、心が柔軟性を取り戻し、相手の<ことばによらない心のメッセージ>を受け取ることができるようになるとお話しました。            (東山安子)
 
 
    講演:<暮らしとノンバーバル・コミュニケーション――空間と時間ーー>

                                          専修大学 2013.11.21 
 
ノンバーバル・コミュニケーションの領域には、時間と空間も含まれます。私はコミュニケーションの本質は「心の交流」だと思います。そして、心の交流をするには、相手と顔をあわせて「空間と時間」を共有し、face-to-face communicaitonをすることが大切です。
 
「空間と場」:相手と居心地のよい空間を共有すると、相手の笑顔や声の表情からエネルギーをもらえ、会話が生まれます。人と会う時、お互いが心地よい場所を選ぶ事は大切です。また、自分が生きる場、つまり住む場所・勉学の場・仕事の場なども、自分で選ぶことが大切です。なぜなら、場には力があり、わたしたちはその場から元気をもらっているからです。
 
「相手との距離」:赤ちゃんはスキンシップがないと元気に育っていけません。人にはふれあいが必要です。しかし一方で、ラッシュアワーがつらいのは、一人一人が自分の周りにパーソナル・スペースという「泡空間」を必要としているからです。人には、相手の温かな手にふれることが大切であると共に、自分の周りに自分を守る空間も必要なのです。
 
「時間」:ミヒャエル・エンデの『モモ』には「自分の時間をどうするかは自分で決めなくてはならない」「時間を感じるために心がある」と書かれています。「忙しい」とは心を亡くすと書きます。自分の暮らしが「時間泥棒」にやられていないか、自分のテンポで暮らせているか、心に余裕のある暮らしができているか、振り返ってみることを薦めました。なぜなら、「時は金なり」ではなく「時は命」だからです。                                (東山安子)
 
 
    講演:<教室の中の異文化コミュニケーション> 明海大学 2013.12.1

  ーモノトーンなクラスからカラフルなクラスへー   明英英語教育セミナー
 
明英英語教育セミナーとは、明海大学英米語学科を卒業して、教員をしている卒業生たちの研修会です。
 
異文化コミュニケーションの基本的な考え方として次の三つがあります:1)文化に上下や優劣はないという「文化相対論」, 2)文化的な違いを互いに認め合いながら、平等意識に基づいて共存する「多文化共存主義」、3)自分の文化特性を保ちつつ、相手の文化特性に相互適応しようとして創りだされる「第三の文化」。cf. 古田暁・石井敏・久米昭元他著『異文化コミュニケーション・キーワード』有斐閣双書。
 
教室の中にも、異なる地域からの転校生、帰国子女、在日外国人、障害をもった生徒、アトピーなどの病気をもった生徒など、たくさんの異文化が存在します。それぞれのもつ文化を尊重しあい、理解し合うには、上記の異文化コミュニケーションの考え方が役に立ちます。
 
「モノトーンなクラス」とは、単一な価値観、違いを排除する空気、閉鎖的、息苦しい、窮屈、自分を隠す、厳しい上下関係、威圧する態度、狭い視野、心が縮む、やる気を失わせるというような要素があるように思います。一方の「カラフルなクラス」は、多様な価値観を認める、違いを楽しむ、開放的で自由な空気、ありのままの自分でいられる、お互いを尊重し合う、良い所を引き出す、広い視野、心がのびのびする、お互いに工夫して助け合うという要素があります。「モノトーンなクラス」に傾きがちな日本では、多様性を認める「カラフルなクラス」へと移行していくことで、明るく、のびのびとした、学校生活が見えてくるように思います。
 
教室では教師の考え方や姿勢が生徒に大きな影響を与えます。教師が偏見や思い込みを捨てて広い視野を持ち、人間的に成長することはとても大切です。クラスは多様な個性や文化の集まりであることを受け入れ、問題があれば知恵を出し合い、創意工夫をしながら解決していくという、「お互いを尊重し合う関係の気持ちよさを体験できるクラス作り」が求められます。教師の仕事は大変です。皆、真面目で熱心だからこそ悩みます。まずは、教師自身が元気で、心に余裕があること。それには、自然にふれて、五感を取り戻し、小さな幸せを感じる日常を送って下さいと伝えました。
                                (東山安子)
 
 
    講演:<ジェスチャーという言葉ー異文化コミュニケーションの視点から>

                   大東文化大学文学研究科 2013.3.9
 
 動物行動学者のデズモンド・モリスは、『ボディートーク・世界の身ぶり辞典』の序文でこういっています:人間が二本足で歩くようになって、「歩くために使われていた以前の前足は、新たにコミュニケーションを担う繊細な器官となった。動物の中で最も表情豊かな顔をもつことに助けられ、手は身体を使った複雑な合図のレパートリーを数多く発達させてきた。BODYTALK(身ぶりが語る)と題した本書が説明しようとしているものは、まさにこの言葉ならざる言葉である。」人は、<顔の表情+手のジェスチャー>で、様々なことを伝えることができるのです。
 
しかし、これは人間として普遍的に伝わるものもありながら、文化によって意味が異なるものも多々あります。日本人が両手の手首や人差し指を交差させて「ダメ、無い」などの否定を表したり、自分の鼻を指して「私」を表したり、手招きをして「こっちに来て」と表すのは、欧米の人には通じません。身ぶりの中でも、ジェスチャーだけで意味が伝わる「語彙的動作」と呼ばれるものは、文化ごとに特有の意味をもつことが多いのです。                (東山安子)
 
 
    講演 : <ノンバーバル・コミュニケーションで人との関係を築く>

        日本工学院八王子専門学校医療カレッジ柔道整復科 2011.3.14
 
*この講演は、卒業を真近に控えた三年生に向けて、社会人となる上で気づいてもらいたい「ノンバーバル・コミュニケーション」についてお話する予定でしたが、東日本大震災の直後で、残念ながら行われませんでした。講演予定であった内容です。
 
<コミュニケーションDo's & Don'ts>
Do'sは、笑顔、自分から挨拶する、共感をもってうなづく、ていねいな話し方、落ち着いた声、視線を同じ高さにする、視線を合わせる、相手のテンポにあわせた応対、相手の空間を尊重するなど。Don'tsは、機械的な話し方、一方的な話し方、早口、空虚な会話、見下ろす、威張った態度、営業スマイル、相手の縄張を侵す等。
 
接客マニュアルやスキルにとらわれず、自分の心で考えて行動することが大切です。また、気持ちよく応対している先輩の姿を観察して、良いと思う所は自分の中に取り入れてみましょう。
 
<ノンバーバル・コミュニケーションで人との関係を築く>
<外見>第一印象は服装・髪型の清潔感。<身体動作>ていねいなしぐさ・自然な笑顔・明るい表情・礼節のある姿勢や挨拶。<声>明るい声・落ち着いた声・穏やかな声・間を取る。<空間>相手の目の前を通らない・近づきすぎない。後ろから近づかない。<時間>相手の時間を尊重する・相手に合わせた会話のテンポなど。
 
職場の雰囲気は、働く人たち全員のノンバーバル・コミュニケーションが反映されます。明るく、穏やかで、柔らかな空気が感じられる場を心がけましょう。診察室には、優しい色、安心感のある色があるといいでしょう。生け花・観葉植物・絵などのアートを飾ると、美しいものが訪れる人の心を元気づけてくれます。静かな音楽が流れていると、心が落ち着きます。そしていつも掃除の行き届いた、気持ちのよい場に、患者さんを迎えましょう。
                             (東山安子)
 


 
 INVC暮らしとアートの研究所

所在地:神奈川県藤沢市
活動場所:湘南・江ノ島

   講演&執筆依頼募集中
 
*INVC暮らしとアートの研究所では、湘南近郊及び都内での講演やセミナーの依頼をお受けしております。

*また、ノンバーバル・コミュニケーションに関する専門的な記事や解説記事などの執筆もお受け致します。

*ジェスチャー等の記事の監修及びコンサルティングにつきましても所定の費用を申し受けます事、お含み置き下さい。

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