ニュースレター

2025年 7月 21日発行
みなさま、

連日暑い日々が続いていますが、
いかがお過ごしでしょうか。

子どもたちが夏休みに入り、湘南の海岸は賑わいを見せています。
沖には子ども用の小さなヨットが何艘も見えます。
カヌーに乗っている子どもたちもいます。
サーフボードを脇に抱えた子どもたちも。
夜はあちこちで花火大会。楽しい夏休みの始まりです。

今月は次の話題をお伝えします。
5月 びわとびわジャム
6月 映画 「104歳、哲代さんのひとり暮らし」
7月 海開きと夜市

お時間のあります時に、ゆっくりお読み頂けましたら幸いです。

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<5月 びわとびわジャム>

19年前、都内から湘南に引っ越してきたときに、びわの苗を一本植えました。
それが、どんどん大きくなって、今では毎年美味しい実をつけます。
はじめは実も葉っぱと同じような緑色をしていますが、
五月の終わり頃からだんだんに色づいてきます。
毎朝色づき具合を眺めては、もうそろそろかな、いやもう少し待ってみようかなと思案します。
採り時は、緑色が消えて全体に橙色になり、それが一段濃くなったとき。
なかなか見極めるのは難しいけれど、ちょうど良いときに収穫すると
本当に甘くて幸せを感じる味がします。

我が家用には、毎朝美味しそうな色になった粒を一つづつ取って、
朝食のデザートにいただきます。
一方、近所の友人や日頃お世話になっている方にお裾分けするときは
中心に色づいたびわがあって、その周りにびわの葉があるような一つの束にして
差し上げるようにしています。
ひと束全部が良い色になっているかどうかを見極めるのはこれまた大変!
採り時は一週間から二週間の間なので、
タイミング良く会える人に、会えるときに、美味しそうな束を差し上げるということに。
毎年、なかなかスリリングな時期です!

我が家の今年のびわももう最後だなと思っていた頃、
仕事仲間からレターパックが届きました。
仕事熱心な人なので、また本でも書いて送ってくれたのかなと思って開けてみたら、
なんと出てきたのは瓶に入った「びわジャム」!
甘さ控えめで煮てくれたそうです。
早速、娘がびわジャム入りのクレープやびわジャム入りのパウンドケーキを焼いてくれて、
美味しく頂きました。ありがとう!


<6月 映画 「104歳、哲代さんのひとり暮らし」>

1ヶ月に1回、30分ほど歩いたところにあるミニシアターに出かけます。
これは私の楽しみな時間。
夫は私よりずっと映画通であるし、映画好きでもあるけれど、
眼のトラブルがあってから、画像はできるだけ見ないようにしているので、
この「映画の日」は私のひとり時間。

お気に入りのミニシアターは、8年前に映画好きな女性店主が30代で始めた映画館。
今やなかなかの人気館で、満席になることも度々。
写真館であったところをリノベして、2階に22席のこぢんまりした映画館、
一階は映画関連の本が並べられた図書館のようなカフェ。
飲み物や軽食、パン類もこだわりのものを取り揃えていて、とても美味しい!
注文すると席まで持ってきてくれるので、食べながら、飲みながら、
好きな映画を堪能できます。

上映する映画は、メジャーな映画館が取り上げるようなものも含まれはしますが、
ほとんどはマイナーな、でも大切なメッセージの含まれたものの上映が多く、
監督をお招きしてのトークもよく行われます。
私はここで観た映画を、江ノ島でやっているINVCセミナーで紹介したり、
取り上げたりすることが多々あります。

今月観た映画は「104歳、哲代さんのひとり暮らし」というドキュメンタリー。
広島県尾道市にお住まいの哲代さんの101歳から104歳までの日常をカメラに収めたものです。
小学校の教員同士で恋愛結婚をされた哲代さんは、子宝に恵まれなかったので、
ご主人を見送ったあとは、坂の上にある自宅でひとり暮らし。
この坂はなかなか急で、前を向いて下ると転ぶからと、なんと後ろ向きで降りられる!
89歳の時に赤いシニアカーを購入して愛車と呼び、大正琴を抱えて仲間との集まりに
出かけられたりと活動的な哲代さんです。

哲代さんは我が家が大好きで、この暮らしをサポートしているのが
近くに住む姪御さんたちや近所の方々。
時々足が痛くなって施設にリハビリ入院し、我が家を留守にするのですが、
ちょっと良くなるとやっぱり我が家に帰りたいと。
映画の冒頭もラストシーンも「この家の主人が帰ってきた」と言うナレーションと共に、
自宅に戻る哲代さんの姿が映し出されるのです。

104歳でも本当にお元気で、よくお話しされ、よく召し上がられ、いつも笑顔。
映像の流れを思い起こせば、ガスコンロがIHに変わっていたり、
プレゼントされて喜んでいたブラウスがどこにあるかわからなくなってしまったり、
自宅のお風呂は一人で入れなくなっていたり、
自炊していたのがお弁当を持ってきてもらうようになっていたりと、
100歳を超えた変化は様々に見受けられました。

それでも、できなくなったことついては周りの人がさりげなくサポートし、
いつも温かな空気が流れています。
実家の母も98歳。家族の支えがあって、自宅で元気に過ごしています。
私も見習ってまだまだ元気でいなくてはといつも思います。


<7月 海開きと夜市>

7月1日、例年通り、片瀬海岸西浜では海開きが行われました。
今年は梅雨らしい時期があまりなくて、6月なのに夏日があったりと、
すでに湘南は夏のモードでいっぱいです。
夏はとても暑いし、熱中症も心配ですが、湘南の人たちは何と言っても夏が好き!
ヨットにサーフィンに海水浴にと、大人も子どもも真っ黒に日焼けして夏を楽しんでいます。
我が家も夏の間は夕方海岸に散歩に出かけ、
海の家をカフェ代わりにして夏の海の風情を楽しみます。

賑やかなのは海岸ばかりではありません。
藤沢の駅前広場は、毎週末と言って良いほど、様々なマーケットやマルシェが開かれ、
人々で賑わいます。その中でも「マーケット251」と呼ばれるマルシェがお気に入り。
通常は土日の午前中から夕方まで行われるのですが、
夏場になると「夜市」となって、金土の夕方16時から21時までとなります。
集まるお店はなかなかのこだわりのお店が多く、
お店の方たちとの会話を楽しむ姿もよく見られます。

野菜を売るお店は、地元で若くして畑を始めた人が多く、無農薬がほとんど。
パンやお菓子も素材の良いものを厳選しているお店が多く、地ビールやワインのお店もたくさん。
お料理もエスニックなものから、ピザやご飯物まで様々。
毎回どんなお店が出店するかは、インスタで詳しく告知されます。
お店の紹介を日本語と英語で伝えてくれるので、地元の外国ルーツの方々も来られます。
夜市はDJもいて、DJのプロフィールもインスタで紹介されます。
夜風に吹かれながら、音楽を楽しみ、美味しいものを食べ、
地ビールなどを飲む家族連れで賑わいます!

先日の夜市では逗子から出店していたお豆腐屋さんのおでんが美味しかったですし、
茅ヶ崎の地ビールもいいお味。
お豆腐屋さんも地ビール屋さんも、ゴミを出さないゼロウェイストを提唱していて、
器やコップは使った後にお店に返すことになっていました。
湘南はサーファーが多く、みんな海を大切に思っているので、
海岸の清掃なども頻繁に声がかかります。
そういう背景があるので、ゴミはゼロにという合言葉が自然に行き交うのだと思います。

鎌倉から出店している珈琲屋さんとも久しぶりに再会!
初めて出店したとのことで、藤沢の賑わいぶりに驚いていました。
一杯ずつ、丁寧に入れてくれる美味しいコーヒーを久しぶりに頂きながら、
最近の鎌倉談義に花を咲かせた夕暮れ時でした。

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それでは、今号はここまで。
ご感想、ご近況など、いつでもお待ちしております。
ytprimrose09@gmail.com

世界の平和、日本の平和を祈る日々です。 
戦地や被災地の方々の日常が一日も早く戻りますように、
穏やかな暮らしが戻ってきますように。
世界の混乱が収まりますように。

また、次号「秋の湘南だより」でお会いしましょう!
夏本番はこれから。どうぞくれぐれもお身体ご自愛くださいませ。

INVC暮らしとアートの研究所
https://nonverbal-invc.com
東山安子


 

 



 
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