<INVC湘南だより No.49 新春号>
2023年も年が明けたと思ったら、はや2月。 立春も過ぎて、梅の蕾もほころび始め、 湘南の日差しには春を感じる日が多くなってきました。
今号から、湘南だよりは少しリニューアル。 短めに、シンプルに、 湘南の自然の様子や人々の暮らしを<スケッチ>していけたらと思っております。 どうぞ、お楽しみください。
また、お読みいただきました方々の感想、近況など、いつでもお待ちしております。
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<湘南スケッチ(1) - 23/1/1> <穏やかなお正月ー美しい富士山とブルーの大海原>
元旦の湘南は、晴天に恵まれ、風もなく、陽だまりはぽかぽか。 穏やかなお正月となりました。
毎年、元旦には近くの神社でお参りをした後、川沿いを歩いて江ノ島に向かいます。 暖かな日差しが降り注ぎ、川面がおひさまに照らされてキラキラ光るのを眺めながら、 家族揃ってゆっくり歩きます。
江ノ島に向かう弁天橋は元旦は渡らずに、片瀬江ノ島の駅から右方面に行って、海に出ます。 この時の「大海原を背景にした元旦の富士山」との出会いは、毎年感動します。
時には、強い風が吹き、海全体に白波が立ち、雪に覆われた真っ白な富士山と出会う年もありますが、 今年は、大海原は美しいブルーで波は穏やか、美しく雪化粧した富士山に出会うことができました。
海の中に突き出している桟橋を歩いていくと、あちこちに海釣りをしている人たちが。 海を背景にした雄大な富士山を眼の前にしながら、のんびりと釣りをしている人たちは楽しそうでした。
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<湘南スケッチ(2)- 23/1/28> <葉っぱの上の自然のアート作品>
大寒の日から寒波が来て、朝晩はかなり冷えました。 それでも、湘南はマイナス1度か2度止まり。28日も寒い朝でした。
庭に出ていた娘が、手の平に何かキラキラするものをのせてきました。 小さな楕円形のイヤリングのような形の氷でした。
透明でキラキラしていて、その中にいくつもの細かい線が入っていて、その模様も素敵! 何処にあったのかと聞いてみれば、プランターに植えてあるかき菜の葉の上と。
早速、外に出てみました。「あっ、あるある!」 かき菜の葉の上に、「自然のアート作品」を7つ発見。
みな、「氷のイヤリング」のように、丸かったり、楕円形だったり。 それらに朝日が差して、キラキラ輝いています。
こういう、自然の創る美しいものに出会った朝は、格別です。 ああ、良い一日になりそうだと。
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<湘南スケッチ(3)- 23/1/31> <朝の空と鳥たちの舞>
毎朝、起きるとまず、新鮮な外気を胸に吸い込むために、庭に出るのが日課です。 特に寒い冬の朝、ひんやりとした冷たい空気を深呼吸することが、とても好きです。 身体中に新鮮な空気が入ってきて、なんとも気持ちがいいのです。
31日も、いつもと同じように庭に出ました。 我が家はちょっと小高くなったところに家が建っているので、庭からは空が大きく見え、 いつも空というキャンバスに描かれる様々な空の色や雲の様子に見惚れます。
この日は、水色の空をベースカラーに、灰色の雲が小さな塊となっていくつも描かれ、 その一つひとつの灰色の雲にピンク色が添えられていて、とても美しい色合いでした。
その空のキャンバスの彼方に鳥が15羽ほどでしょうか、 二重に輪を描きながら、くるくると飛んでいきます。
遥か彼方なので、何という鳥なのか、どんな鳥なのかはわかりませんが、 その鳥たちの輪を描きながら移動していく様が、 「美しい舞」として心にずっと残っています。
自然の中に一瞬現れる、こういう「美しい景色や色合い」に出会えると、 その日一日が幸せ色になります。
そして、そういう自然の美しさが自分の中に少しずつ蓄えられてくると、 自分の心の中も少しずつ美しく清められていくような気がします。
身近に「自然の美しさ」に触れられる環境があり、 それを感じられる時間がたっぶりある「湘南の暮らし」が 心を豊かにしてくれることに感謝する日々です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー それでは、今号はここまで。 世界の平和と皆様の穏やかな暮らしが続くことをお祈りしながら。 また、次号でお会いしましょう!
INVC暮らしとアートの研究所 https://nonverbal-invc.com 東山安子
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