<ご挨拶>
みなさま、
お元気でいらっしゃいますか? 小正月も過ぎましたが、今年のお正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。
湘南の元旦は、風もなく大変穏やかな良いお天気に恵まれました。 江ノ島の大海原は美しいブルー。水面をじっと見ていると小さな魚たちが群れになって泳ぐ様が キラキラと光って見えます。海を背景に裾野まで見える富士山の姿が見事でした。
昨年秋頃からは、少しほっとして日常を取り戻せた日々もありましたが、 オミクロン株の出現により、感染者が増えているようです。 今年も行動は慎重に、しかし心はのびのびできるよう、配慮が必要な年になりそうです。
みなさまにとりましても、どうぞお身体をご自愛くださりまして、 佳き一年となりますよう、お祈り申し上げます。
それでは2022年「INVC湘南だより・新年号」をお届けいたします。 今回の話題は、次の三つ:
*年末に届いたうれしいメール *古希を迎える年に当たっての人生の振り返り *庭の様子と小さな雪だるま
お時間のあります時に、温かな飲み物を片手に、ゆっくりお読みいただければ 幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <年末に届いたうれしいメール>
年末に明海大の卒業生から、うれしいメールが届きました。 数年前に大学の同窓会で開催された『暮らしの中ののんばーばるコミュニケーション』についての講演会に参加してくださったとのこと。子育てが少し落ち着いた頃で「久しぶりにあのような会に参加してとても楽しかったです。」と書いてくださいました。
子育て中に通信制の大学の勉強を続けていたようで、「先日慶應義塾大学文学部の卒業証書を頂きました」と。歴史や経済、文学などの勉強をしてから「語彙化に見る日英語の比較」というタイトルで卒論に取り組んだと書かれていました。素晴らしい!心からおめでとう!
『INVC湘南だより』についても「コロナ前から現在に至るまでの情勢の変化と湘南の豊かな季節の移ろいを感じました」と感想を寄せてくれました。更には、「コロナをきっかけに小さな庭に小さな畑を作り、近所の森を散歩するようになり、なかなか進まなかった通信制大学のレポートにスパートをかけることができました」と。今の状況を良い方向に向けることができたのですね。
レポートや卒論のために本をたくさん読み、子供たちが大きくなった今、気軽な読書の時間も持てるようになったとのこと。「大学の勉強を終えた今英語教育関連の本を読みたいなと考えていて『英語教師のためのコミュニケーション読本』を読ませていただきます!」と、今後の抱負も書いてくださいました。
同窓会に行くと、卒業生たちが、明るく前向きに仕事に取り組み、子育ての間も子供に英語を教えたり、コツコツ勉強したりと努力している姿に接することができ、いつもうれしく、温かい気持ちになります。明海の卒業生、いつも応援していますよ!!!
<古希を迎える年に当たっての人生の振り返り>
今年の新年は、私に取っては自分の人生を振り返るきっかけとなりました。
40代、子育てと仕事に夢中でした。同居していた義父母が相次いで他界し、家族が6人から4人へ。その後、上の子がイギリスに留学して3人に。仕事でのoutputと併行して、大学院でinputを続けていた時期でもあります。エネルギー溢れる時代ではありましたが、次第に多忙を極め、快適に走っていたはずの快速電車は、気付いた時には高速列車と化し、9.11の直後に暴走して脱線。
50代、様々に悩み考えた末にフルタイムを辞めて働き方を変えることを決断。都会から湘南の海の近くに住まいを移し、暮らし方を見直しました。家族と日々暮らしについて話し合い、試行錯誤を重ねてきたことで、今では「湘南だより」にあるような穏やかな日々が到来。”TIme is life”を実践する暮らしを続けています。
60代、孫が生まれ、未来の世代に伝えたいことを本に著した時代。暮らしの変化とNVCという自分の専門分野を一緒に編み込んで著した単著が2冊、共著が一冊、改訂版が2冊。現在の「INVC暮らしとアートの研究所」を設立したのもこの時代で、毎月卒業生たちと江ノ島セミナーでディスカッションをするのは今でも何よりの楽しみ。
そして、今年は70代の始まり。一緒に高校や大学で過ごした友人たちが古希を迎える年です。年賀状を見ると、お孫さんの七五三の晴れ姿の横に笑顔で写っている友人や、双子のお孫さんが隣に住んでいて1日があっという間とか、12歳から4ヶ月までの一男三女の孫が近くに住んでいて孫守りに追われているとか、「現役ばーば」が忙しくも楽しく日々を過ごしている様子が伝わってきます。我が家の孫は4月になれば中三と小三。楽しかった孫守りの時代は一先ず卒業でしょうか。「生きがい」と「温かな気持ち」と「掛け替えのない時間」をくれた娘と孫たちに心から感謝しています。
私にとっての70代。まずは視力を落として執筆を断念し「文字暮らし」から「音楽暮らし」に移行した夫との暮らしを日々大切にすること。ずっと彼に伴走してきたことから考えれば、私も物書き時代は卒業かと。石井ゆかりさんの星占いにある「まっさらな美しいノート」にさあ、どんな70代を描こうかと思案中です。誕生日のくる秋まで、60代までの物や事や心の整理整頓をしながら見えてくるものを待ってみようと思います。
元旦が誕生日である母は元気で95歳を迎えました。 今でも家族の夕飯作り、洗濯、掃除、庭の手入れなどなんでもする現役主婦でありながら、 月4回はお茶の稽古、それに加えて短歌の会も続けています。 私も元気で母の年まで日々楽しく暮らせますように。
<庭の様子と小さな雪だるま>
数年前に土作りから始めた我が家の庭の野菜づくり。冬の季節は庭に青々と麦が育っています。えん麦が多いのですが、六条大麦も育てていて、昨年の夏には刈り取ってモミを取り、炒って麦茶にして飲みました。自家製麦茶、美味しかったです!
おせち料理には、庭で採れた黒豆を煮たり、庭で大きく育った大根を塩もみし、庭に実った柚子を使ってなますを作ったりしました。毎月、陶芸のワークショップでお皿や酒器を創ってくるので、おせちは日替わりの器に盛って楽しみました。
六日の日は雪が降りましたね。その前にも風花が舞った日はありましたが、六日の日はかなり積もり、美しい雪景色となりました。翌日は晴れたので、雪掻きをしつつ、お団子大の雪の玉を作り、目には山吹の黒い実を、口には黒米を使って小さな雪だるまを作りました。その雪だるまをお皿に載せたり、外の木の根元に置いてみたり、雪景色の庭に置いてみたりと色々なところに置いて撮影会をしました。目が入っていると、写真の撮り方によって表情が出て、なんだか話しかけてくるようでした。
HPの「2022年新春の抱負」の項目に小さな雪だるまの写真を一枚載せてあります。 どうぞよかったら、本文と併せてご覧ください。
https://nonverbal-invc.com
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次回の「INVC湘南たより」は[湘南の春]をお届けします。
このNLはこれまでご縁のあった方々にお送りしております。 ご不要の方は、HPの「ニューズレター」の項目からご自身で解除していただくことが できますので、お手数ですがよろしくお願いいたします。
ご感想や近況をお知らせ頂ける方は、以下のアドレスへお願いいたします。 東山安子:ytprimrose09@gmail.com みなさまからのお便りを、心からお待ちしております。
それでは、冬の澄み切った空気と青空が広がる湘南より、 地球の状況が好転し、みなさまの日常が少しでも穏やかで 希望に満ちたものになりますようにとお祈りして。
Intercultural Nonverbal Communication INVC暮らしとアートの研究所 東山安子 https://nonverbal-invc.com
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