ニュースレター

2019年 5月 25日発行
<ご挨拶>

青空が広がり、さわやかな風が吹く季節になりました。
みなさま、お元気でお過ごしでしょうか。
元号が平成から令和に移り、新たな時代の幕開けです。
心穏やかに暮らせる日々が続くことを祈りつつ、

「INVC湘南だより:新緑の季節」をお届けします。

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江ノ島海岸は六月に入ると海の家の建設が始まるので、
今は静かに浜と海を眺められる貴重な時期です。
夕方、江ノ島海岸の東浜に腰掛けて、しばし海を眺めました。
平日でありながら、何人もの人たちが海を眺めています。
目をつぶれば、寄せては返す波の音が、心地よく耳に響きます。
靴を脱いで、裸足で冷たい波の感触を楽しんでいる人たちもいます。

この日の海はコバルトブルー。私の好きな美しい色です。
波打ち際で白波が立つと、海の”コバルトブルー”と波の”白”が相まって、さらに美しい!
穏やかな風の中、オレンジや赤のウィンドサーフィンが、ゆっくり海上を動いていきます。
沖には、白い帆をあげたヨットが数隻。
大きく広がる青空には、トンビが悠々と舞い、ピーヒョロロと鳴いています。
いつもの湘南の海の風景、その中にいる”ひととき”は心を落ち着かせてくれます。

小田急線の片瀬江ノ島駅は駅舎を改修中。
竜宮城に見立てた以前の駅舎がどのようになるのか、期待しています。
江ノ電の駅から島に向けて伸びている洲鼻通りには、新しいお店も増えてきました。
来年のオリンピックに向け、いろいろなところに変化が見られます。

江ノ電の始発が出る藤沢も、湘南の玄関口の一つとしてこの春リニューアル。
フランス発のオーガニック食材のマーケットが入り、おしゃれなカフェも増えました。
鎌倉と同様に外国からの旅行客を意識してか、藤沢駅近辺でも、
美味しいベジ料理やベジ・スウィートを出すところができました。
食の多様性や素材にこだわるお店が増えるのは、うれしいことです。

鵠沼海岸や辻堂にも、「オーナーの想い」が詰まったカフェが増えてきました。
手作りの天然酵母パンやスコーンとオーガニックなコーヒー、紅茶、ハーブティーを
提供してくれる小さなカフェには、散歩のついでによく立ち寄ります。
こういうお店はオーナーがパンの作り手であり、パンや酵母へのこだわりの話を聴いたり、
暮らしの話をしたりしていると、すぐに親しくなれるので、
オープンな作りの店内で湘南の風を感じながら、心温まるひとときを過ごせます。

我が家では、1年半お借りしていた畑をお返しし、庭で本格的に土作りの真っ最中。
土を掘り返し、石をどける作業から始めています。
昨年その作業が終わったところには、麦の種を蒔きました。
麦はぐんぐん伸びて背丈が高くなり、実をつけ始めています。
すっと伸びた麦の穂を見ていると、その美しさに心が洗われるようです。

庭の木々も大分大きくなりました。
湘南は暖かいので、八朔などのみかん類やオリーブの木がよく育ちます。
庭の八朔も今年は白い花をたくさん咲かせました。
実がなるのを心待ちにしています。
暖かいところが好きなバショウは、大きな緑の葉を次々に伸ばし、
ソテツもぐんぐん伸びて、かなり大きくなりました。
今年はビワが生り年。そろそろ色づき始めていて、楽しみにしています。

この時期は夏至に向けて日が長くなるので、
庭でお昼を食べたり、午前と午後のお茶を飲んだりと
庭を愉しむ時間が増えます。
庭の真ん中にある木の机にインディゴブルーのテーブルクロスを広げ、
オランダ製の真っ白なホットプレートで野菜を焼いたり、
シンプルなパスタを作ってランチを楽しみます。

大きく広がる青空の下、庭の木々の緑の美しさに目を向け、
さわやかな風を感じながら食事をしていると、
子ども達が小さかった頃、ヨーロッパの美術館などで
ガーデンランチをしたときのことを思いだします。

イギリスでは、個人のお庭を公開してくださることがあり、
お茶やクッキーを頂きながら、丁寧に手入れされた芝生と
様々な色合いの草花、樹木の美しさを堪能したこともありました。

我が家のご近所にも素敵なお庭がたくさんあります。
散歩をしながらお庭を眺めるのも楽しみの一つです。
週末には、庭で食事をしながら、楽しそうに談笑している風景にも出会います。

いつも穏やかで、緩やかな空気の流れている湘南ですが、
週末になると、さらに空気が緩みます。
毎週金曜日の夕方、市民が集う場所として利用できる「市民の家」の前に
子どもたちの自転車がずらりと並びます。どうも、「キッズフラ」の集まりのようです。
毎週、子どもたちの笑い声を聞くと、ああ週末が来たなと思います。

土日になると、川沿いを家族で散歩する人たち、サイクリングする人たち、
子どもにカヌーを教えているお父さんなど、家族で休日を楽しむ人が増えます。
海では、平日にも増して、サーフィンやサップ、ウィンドサーフィンを楽しむ人たち、
海を眺めて座っている人たち、波打ち際で夢中になって水と戯れている子どもたちを見かけます。

まだ梅雨入り前。これから、江ノ電がもっとも混む「紫陽花の季節」となり、
ツバメが軒下で巣作りを始める季節となりますが、「湘南の夏」はもうすぐそこに来ているようです。

この週末は駅周辺の公園で、「2019ふじさわ産業フェスタ」が予定されており、
たくさんの屋台が出ます。この暑さではさぞ生ビールの売れ行きが良いでしょう。
我が家も出かけてみることにします。
みなさまも、どうぞ楽しい週末をお過ごしください。


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次回の「INVC湘南たより」は[湘南の夏]をお届けします。

このNLはこれまでご縁のあった方々にお送りしております。
ご不要の方は、HPの「ニューズレター」の項目からご自身で解除していただくことができますので、
お手数ですがよろしくお願いいたします。

ご感想や近況をお知らせ頂ける方は、以下のアドレスへお願いいたします。
    東山安子:ytprimrose09@gmail.com
みなさまからのお便りを、心からお待ちしております。

それでは、梅雨入り前であるのに、すでに夏が来てしまったような湘南より、
みなさまの日々が穏やかで希望に満ちたものでありますようにとお祈りして。

Intercultural Nonverbal Communication
INVC暮らしとアートの研究所  東山安子
https://nonverbal-invc.com



 

 



 
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