<ご挨拶>
秋晴れのさわやかな日が続いています。 散歩をしていると、金木犀の甘い匂いが漂ってきたり、 マスカット色のオリーブの実が、茶褐色から黒へと移り変わる季節になりました。 みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
この度、INVC花束メンバーの五人がこの研究所の活動を卒業し、 個人の活動に専念することとなりました。 先週の9月23日に江ノ島で「巣立ちの会」を行いましたので、 今日はそのご報告です。
INVC花束メンバーの5名は全員、社会人学生として 立教大学異文化コミュニケーション研究科で学んだ人たちです。 大学院の授業で東山が担当していた「非言語コミュニケーション論」の夏期集中授業を 履修し、この集中授業の四日間で論文を10編ほど一緒に読みました。
2010年春の卒業直後から始めたのが、「INVCワークショップ」。 当初から、NVCに関する学問的なことを積み重ねることは困難であると考え、 「暮らしの知恵としてのNVC」について話し合う会という形で、江ノ島で 年に4回、3年間で計12日、ワークショップを行いました。
その後、INVCワークショップでの成果を、暮らしの知恵として伝えるべく、 『のんばーばるコミュニケーションの花束』という共著の 出版に取り組みました。2015年秋に出版されたこの本は、 私たちが一緒に活動したことの証となり、素敵な記念本となりました。
9月23日、江ノ島で「巣立ちの会」を開き、一人ひとりに 卒業証書ならぬ「巣立ちの書」を手渡しました。
藤田典子さんは「 異文化マナー」の世界へ 大野木かおるアンジェラさん は「 感性教育」の世界へ 田島美和さんは「 医療コミュニケーション」の世界へ 大久保正美さんは「 国際交流」の世界へ 小原華子さんは「英語絵本」の世界へ
この「巣立ちの日」が、同時に、みなさんたちの「新たな門出の日」になりますよう。 「学問」に対する謙虚な心を忘れずに、「自分らしい仕事」に誇りを持って それぞれの道を、一歩一歩、歩んで行ってください。
というメッセージとともに。
皆様には、今後とも、一人ひとりの活動を応援していただけますよう、 お願い申し上げます。
研究所としては、これまで通り、東山が活動を続けます。 講演やインタビュー、執筆のご依頼もお受けしています。
また、「INVC湘南だより」も季節ごとにお送りいたしますので、 どうぞ楽しみにお待ちください。
それでは、どうぞ今日も穏やかな一日を。
Intercultural Nonverbal Communication INVC暮らしとアートの研究所 http://nonverbal-invc.com 代表 東山安子 ( ytprimrose09@gmail.com)
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