<ご挨拶>
みなさま、お元気でお過ごしでしょうか。 湘南では梅が美しく咲き、ウグイスの声も聞かれるようになりました。
今回からニューズレターをお読み頂ける方々、はじめまして。 ご縁のある方にお送りさせていただいております。 バックナンバーは、HP (http://nonverbal-invc.com) よりお読み頂けます。 ご感想など、お寄せ頂ければ幸いです。
<湘南だより>は、湘南のひな祭りと 湘南に越してきて10周年の我が家の暮らしをお伝えします。
<INVC暮らしとアートの研究所>からは、 2月28日に立教大学新座キャンパスで行われたTCWにおける発表についてお伝えします。
それでは、少々長いNLではありますが、 お時間のありますときに、どうぞ温かな飲み物でも片手に、 ゆっくりお読み下さい。
Intercultural Nonverbal Communication INVC暮らしとアートの研究所 http://nonverbal-invc.com
代表 東山安子
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <湘南だよりー湘南のひな祭り>
今日は桃の節句。 朝から暖かな日差しが届き、 我が家のお雛様も穏やかなお顔で微笑んでおられます。
実はこの3月3日。 我が家がずっと住んできた都内から、ここ湘南へ引っ越してきた日です。 あれから10年。 この地の自然の豊かさは、我が家のライフスタイルに大きな変化をもたらしました。
本にも書きましたが、 日が昇ると起き、はたきとほうきで掃除。 朝日を浴びながら一緒にゆっくり朝食をとり、その後夫は毎朝、川沿いの散歩に出かけます。 江ノ島への橋を渡り、潮風の中で富士山を拝み、江ノ島神社にお参りして、我が家に戻ります。 オーガニックでフェアトレードのコーヒー豆を自ら焙煎したコーヒーを淹れてくれて、 離れのデッキで、庭を眺めながら二人でティータイム。 その後、それぞれ午前中は執筆の時間。 娘の手作りのお昼を食べ(HPに載せています)、 午後は夫のピアノの音を聴きながら、野菜を洗ったり雑務を片付け、 その後一緒に散歩に出かけます。
昨日は、近くの「山の公園」と呼んでいるところに梅を見に行きました。 山の麓に開けているこの広大な公園は、白梅、紅梅と梅の木がたくさんあり、 美しく咲いた花から、梅の香りが漂ってきました。 梅林の奥には、江戸時代の藁葺き屋根の家が移設されており、 部屋の中には、近隣の人から寄贈されたという7段飾りのお雛様が飾られていました。 昭和25年、27年、40年と3種類のひな壇があり、お雛様のお顔や飾りがそれぞれに 異なっているのが興味深かったです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <INVC暮らしとアートの研究所・活動報告>
2月27-28日に立教大学の新座キャンパスで行われたTCW(「映像から学ぶトランスカルチュラリティー・ワークショップ」)に於いて、昨年に引き続き発表をしてきました。 この会は立教大学異文化コミュニケーション研究科で教鞭を取られていた 久米昭元先生を中心に開催されており、私はINVCを応援して下さる久米先生に感謝の意を 伝えるべく、毎年伺っています。
今年は「自費出版に込めたのんばーばるメッセージ」と題し、 大野木かおるアンジェラさんと私で発表を行ってきました。 発表の後、持参した単著と共著10冊が全部、サインの求めと同時に それぞれの人の手に渡って行き、私たちの「幸せの種」が飛んで行ってくれたのが、 何よりも嬉しいことでした。
INVCのNLも2年目に入りましたので、INVCメンバーの紹介も兼ねて、メンバーによる 活動報告を載せることに致します。今回は、INVCのメンバーでもあり、TCWの 事務局も務めている大久保正美さんに、自己紹介、TCWについて、INVCの発表について 報告してもらいます。
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1) 自己紹介
INVCメンバーの大久保正美です。 国際交流事業コーディネーター、 また異文化トレーナーとして高校・大学・企業において参加体験型で「異文化コミュニケーション」を教えています。 http://www.injoyjapan.com/profile/PH.html
2)「映像から学ぶトランスカルチュラリティー・ワークショップ」(TCW)について
立教大学異文化コミュニケーション研究科の修了生を中心に始まった勉強会ですが、 今回で第6回目を迎え、大学や年齢を超えた参加者が集う会となっています。 毎年2月末の週末に立教大学新座キャンパス内にある太刀川記念交流会館にて開催しています。
★内容:当ワークショップでは世界のどこかで作られた教材、テレビ番組、ドラマ、映画、コマーシャル、ドキュメンタリー、シミュレーションビデオ等の映像を見ながらディスカッションを行い、トランスカルチュラリティー[文化横断性:個人のアイデンティティー(自分らしさ)も一つの文化だけでなく、複数の文化に影響を受けていることを自覚し、そのような個人が互いに他者の異質性・多様性を受け入れつつ関わっていくという考え方]について共に学んでいきます。
3) INVCの発表について
INVCメンバーお二人の発表は、余すことなく「のんばーばる」の魅力が発揮されていて、 会場にいた15名ほどの参加者が、うっとりと、そして心地よく発表を聞いていました。
パソコンを前に置き、スクリーンを見ながら行う他の発表者と違い、 お二人は壁一面広がる大きい窓を背にして座って発表されたので、 参加者は窓の外に広がる木々と木漏れ日、 そして手編みの温かさが伝わるお洋服を着た安子先生、 春の兆しを感じさせるピンクのセーターを着たかおるさんを見つめながら、 お話を聞くことができました。 お二人が用意されたレジメもシンプルなものだったので、 参加者は常にお二人の声と表情に集中することができました。 スクリーンにはINVCのHPが投影され、江ノ島の美しい写真があらわれ、 まるで教室内に江ノ島に空気が漂っているようでした。
かおるさんは少し緊張気味に話し始めましたが、 少しずつほぐれてきて、英語教育、特に「感性教育」の話の時は、その情熱が伝わってきました。 形式ばらずに、ご自身の言葉で、おいたちや修士論文執筆の苦労話も含め、
Ⅰ自費出版のきっかけ ①「子ども英語」への疑問、②英語教育観 Ⅱ執筆作業 ①苦労した点。②心がけたこと Ⅲ本で一番伝えたかったこと ①INVCの気づき、②「子ども英語」はなぜ良いのか
を話されました。 印象に残ったところは、修士論文で書けなかったこと、「もやもや」したままで終わってしまったことをこ の本に書くことができて、かおるさんが20年間行ってきた英語教育の集大成となったことが良かったとおっしゃっていたことでした。かおるさんの考えや感覚 を「文章」にする苦しみと葛藤しながらも、INVCのメンバーとともに作り上げきたこの本を誇りに思うとのことでした。 かおるさんの英語教室で「味噌汁」を作った話も、会場の皆から感心の声が漏れました。 一人として居眠りする参加者もおらず、皆かおるさんを見つめながら聞き入っていました。 「非言語とは、言葉以上に大切である」と凛として言い切ったかおるさんに、 皆も納得した感じでした。
安子先生は自費出版の楽しさ・おもしろさを伝えるために、 ・友人と一緒に本を書いてみよう! ・海外旅行一回分で出版できる! ・自分の言葉で書くことによって「自分の香り」を放つことができる ・出版社に左右されず、頼らずに、自分たちですべてを決めてゆくことができる といった話をされました。 表紙の変遷が分かるファイルを回覧したりしながら、 力強く、また優しく「自費出版の魅力」を語っていらっしゃいました。
お二人の発表から、 ・自分をありのままに表現することの素晴らしさ、 ・一つの作品を友人同士でつくることによって絆が深まり、また作品自体も重厚化するという 自費出版の魅力が感じられました。
ちょうど参加者の中には自費出版に興味がある人がいて、 この発表を聞いて、良いスタートが切れればいいなと思います。
TCWでINVC勉強会のことについて発表があったのは今回で2回目ですが、 今後とも両グループがつながっていきながら、 お互いの発展に寄与しあうことができればいいなと思っています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 次回の「INVC湘南たより」は[湘南の春]をお届けします。
ご感想や近況をお知らせ頂ける方は、以下のアドレスにメールを頂ければ幸いです。 東山安子:ytprimrose09@gmail.com 山口(田島)美和:barrierfreeclub@yahoo.co.jp 藤田典子:noriko.fujita.09@gmail.com 大野木かおるアンジェラ:angelafraganza@gmail.com 仁志田華子:08vt018t@gmail.com 大久保正美:sonmul.fromgod@gmail.com
みなさまからのお便りを、心からお待ちしております。
それでは、みなさま、春の訪れを感じる湘南より、 「みなさまにとって、穏やかで幸せな日々が続きますように。」
Intercultural Nonverbal Communication INVC暮らしとアートの研究所 東山安子 http://nonverbal-invc.com
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