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2023年 10月 24日発行
10月に入って、気持ちの良い秋晴れの日が続くようになりました。
みなさま、お元気でお過ごしでしょうか。

金木犀の香りが漂い、南天やツルウメモドキの実が赤やオレンジに色付き始めました。
お隣の庭の柿の実も色づき始め、我が家の庭のカボスやゆずの実も、
葉の影に隠れていた緑色から黄色に色変わりしつつあります。

「湘南だより秋号」、8月から10月にかけての話題をお届けします。

8月:  暑い夏の過ごし方
9月:  障子の張り替え
10月: 秋の海岸
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<8月・暑い夏の過ごし方>

今年も暑い夏でした。湘南に越してきて18年目。
越してくる時に、クーラーなし、冷蔵庫なし、TVなし、電気掃除機なし、電気炊飯器なし
で暮らしてみようと思い立ち、
不便かと思いきやそれほどでもなく、今もそのまま暮らしています。

夏は「この暑いのにどうしているの?」とよく聞かれます。「海風があるから大丈夫」と答えます。
家がほとんどワンルームで扉や仕切りがなく、窓を開ければ家中に風が入る設計なのも
いいのだと思います。

思い返せば、都内に住んでいたときも、義母は縁側に面した正面のガラス戸を全開にし、
玄関の扉も開けたままにして、家中に風を入れていました。
湘南の家も正面のガラス戸が、雨戸のように4枚とも戸袋に入る設計で、
全開にした所から涼しい風が入ってきます。
畳に寝転んで風を感じながら昼寝をするとなんとも心地よい昼下がりとなります。

それでも風のない日や風のない時間は、ちょっと大変!と言うわけで、
やっと去年昔式の扇風機を買い、今年はオランダ製の扇風機を買い足しました。
扇風機なんて何も進化しないのかと思っていたらとんでもなく、
風の強弱が30もの段階にグラデーションになっていて、きめ細かく風の心地よさを感じられたり、
首を回す範囲を選べて室内の空気を撹拌してくれたり、
アロマを入れる容器があって心地よい風と共に香りも運んでくれたり。
姿形も美しくてちょっと嬉しくなりました。

湘南の家はOMソーラーというパッシブソーラーの設備を備えていて、
夜は屋根の上の涼しい夜風を室内に取り込んでくれます。
昼間は太陽熱を蓄えてお湯を沸かしてくれるので、シャワーはいつでもお湯が出ます。

暑い、暑いといいつつも、海まで歩けば7−8月は海岸に海の家があり、
パラソルの下で休みながら「夏を楽しむ人たち」を眺めていられます。
「海、大好き!」 「夏、大好き!」と言う人たちが地元にはたくさんいて、
サーフボードを抱えている人たちが皆、いい色に焼けています。

今年は8月末でもまだ夏の終わりという感じがしなくて、
気がつけば9月末、やっと夏が終わったかなという気分でした。
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<9月 障子の張り替え>

湘南の家のガラス戸には、カーテンではなく障子を入れてあります。
障子紙は「月桃紙」と言う沖縄の紙を使っています。
ほとんどの場所は穴が開くこともなく使っているのですが、
家の正面の一番大きなガラス戸は大雨が吹き込むと剥がれたり紙が弱ったりしてしまいます。

何度が職人さんに張り替えをお願いしてきたのですが、
今年は自分たちでやってみよう!と障子の張り替えに挑戦しました。
障子の張り替えに挑戦!などと、いかにも大層なことをやるようではありますが、
これも思い返せば、実家の母は毎年やっていたこと。
私はそれをずっと見ながら育ってきました。

障子の枠を濡らして、紙をするするっと剥がし、木枠を乾かして、
新たに刷毛でのりを塗って新しい障子紙を貼る、
それだけのことではあるものの、なかなか今まで自分でやりませんでした。
のりはご飯粒から作っていたのも覚えています。

とにかくやってみようと、まずは月桃紙を注文。
ネットでやり方を見ると、糊を剥がすものとか、障子貼り専用の定規だとか、専用カッターがいる
と書いてあったので、近くの金物屋さんで尋ねたら、
「刷毛だけあれば大丈夫、障子を張り替えると気持ちがいいですよ」とのこと。

のりはご飯粒もいいけれど、今は小麦粉を水で解いて火にかければよく、塩を一つまみと。
お料理のようですね。早速やってみました。

障子紙を剥がすのは、すーっと取れてなかなか面白いし、のりをつけるのも刷毛を使うと素早くできる。
一番大変だったのは、障子の大きさが規格外なので、それに合わせて何枚も切ったこと。
でも、すっかり綺麗に貼れて、気分も爽快!
これからは障子に穴が開いても心配ないし、家中が明るくなってうれしい一日でした!

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<10月 秋の海岸>

ここのところ、天気も安定し、やっと穏やかな秋晴れが続くようになりました。
ポカポカと太陽の温もりが心地よく、釣りをしている人や、
海岸に座って海を眺めている人もたくさん見かけます。

我が家も川沿いを30分ほど歩いて海に向かい、コーヒーをテイクアウトし、海岸に座ります。
なんといってもいいのが、寄せては返す波の音。いつ聴いても心が落ち着きます。

雲間から海に向かって太陽の光が放射状に届き、静かな海面をカヌーが2台、すーっと動いていきます。
地元の人にとってはまだまだ泳げる水温なのか、クロールで泳いでいる人もいます。
海岸には座って海を眺めている人がいつもたくさん。赤ちゃん連れのカップルもいます。

夕暮れ時は、美しい夕焼けを見るために、海岸に座る人がさらに増えます。
江ノ島へ渡る弁天橋から眺める夕陽と夕焼けも見事なので、
橋の上でこの美しい景色に魅入る人もたくさんいます。

夕陽が沈み始めると、空一面がオレンジやピンクやグレーやブルーのグラデーションになり、
本当に美しい! 長くは続かず、一瞬の美しさです。
この一瞬の美しさを見たいと、これだけ多くの人が立ち止まったり、海岸に座ったり、、、
自然の美しさ、自然の魅力を感じます。

湘南には、ヨガティーチャー、アロマセラピスト、絵描き、デザイナー、アクセサリーを創る人、
陶芸家、料理人、ギタリスト、音楽家など、アート系の人がたくさん住んでいます。
彼らのインスタには、「今朝の海」とか「夕焼けの海」などの画像が溢れています。

ビーチヨガが気持ち良い季節。
稲村ヶ崎の夕焼けを眺めながらの盆踊り大会も開かれました。
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それでは、今号はここまで。
ご感想、ご近況など、いつでもお待ちしております。

世界の平和を切に願い、
皆様の穏やかな暮らしが続くことをお祈りしております。

また、次号でお会いしましょう!
朝晩、冷え込んできました。お身体ご自愛くださいませ。

INVC暮らしとアートの研究所
https://nonverbal-invc.com
東山安子
 

 



 
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