ニュースレター

2019年 11月 3日発行
<ご挨拶>

青空が広がり、木の葉が美しく色づく季節になりました。
五月に春号をお届けして以来のご無沙汰ですが、
みなさま、お元気でお過ごしでしょうか。

季節を振り返れば、
七月は比較的涼しく過ごしやすかったのですが、
八月はかなり暑い夏となりました。

夏は毎年、葉山の海で泳ぎます。
寄せては返す波の音。水と戯れてはしゃぐこどもたちの声。
美しいブルーの海の向こうに小さく見える江ノ島に向けて
海水の冷んやりとした感触を感じながら、気持ちよく泳ぎます。
砂浜に寝転がって目を閉じ、波の音を聴き、風に吹かれ、潮の香りをかぎ、
砂の温かさを背中に感じながら、静かで平和な夏を満喫しました。

ところが、九月、十月と大きな台風が相次いで日本を襲いました。
今までにないような大きな被害に、今でも心が痛みます。
千葉の館山は、子供の頃、毎年海水浴に行っていた所。
千葉の惨状にも驚き、心を痛めています。
我が家も大きな川の近くなので、避難勧告が出ました。
被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

それでは、心穏やかに暮らせる日々が続くことを祈りつつ、
「INVC湘南だより:秋色の季節」と「INVC活動報告」をお届けします。

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「INVC湘南だより:秋色の季節」

11月に入り、久しぶりに気持ちの良い秋空が広がっています。
朝、庭に出て深呼吸し、昇ってきたおひさまに手を合わせたとき、
「あっ、この冷んやりとした空気は、ボストンの秋だ!」と、
紅葉の美しかったボストンの街を思い出しました。

我が家の庭には麦が芽を出しています。これから麦踏みです。
みかんの実は大分大きくなってきましたが、カボスやゆずと同様、まだ緑色です。
南天の実は赤く色づき始めました。いい色になってくると鳥たちが食べに来ます。
オリーブの実は、グリーンからワイン色、黒に移る色の変化が美しい!
お隣の柿の葉も橙色、緑色、赤が混じって、秋らしい彩りです。

江ノ島の秋の様子を、我が家の散歩コースに沿ってお伝えしましょう。
さあ、どうぞゆっくり、ご一緒に。

まず、川沿いを江ノ島に向けて歩きます。
川幅の大きな川は、何事もなかったかのように、穏やかに流れています。
でも、小さな沼は水かさが増えたまま。ベンチの足も歩道もまだ水の中です。
川にはマガモが数羽。 時々、魚がぴょんと飛びます。

川と海が合流しているところに片瀬江ノ島駅があり、そこを通り過ぎて、
江ノ島に向かってまっすぐにかかっている「弁天橋」を渡ります。
海は、淡い水色。波は静か。潮の香りがします。ヨットが白い帆をあげています。
相模湾の大海原、その上の大きな空を仰ぐと、いつも心が清々しさで包まれます。
大きな空を悠々と飛んでいるのはトンビ。
ピーヒョロロと鳴きながら気流に乗って大きな翼を伸ばし、
楽しそうに大空を飛んでいます。

橋を渡って赤い鳥居をくぐり、参道を上っていきます。
この参道には若い彫刻家がやっている隠れ場カフェも。
アートギャラリーを併設していて、狭いながらもアートな空間です。
手作りのケーキ。一杯ずつ心を込めて淹れてくれるコーヒーや紅茶。
添えられているミルクまで温めてあり、心づかいが感じられます。

参道の正面の階段を上ると神社が三つあります。
裏道は直接一番上の「奥津の宮」に通じており、
その素朴な感じに惹かれてよく訪れます。
二礼二拍手一拝。 手を合わせた後、頭上に目をやると
天井に描かれた緑色の「八方睨みの亀」がこちらを見ています。
近くの龍神様にもお参りします。

灯台の方に引き返す途中に「山ふたつ」という名所があります。
左側と右側に山があり、絶壁になっている山の間は大海原に繋がっています。
こういう絶壁になっているような所に「はやぶさ」がいると聞きました。
山と山の間の海には、波しぶきが上がっています。
岩の上で釣りをしている人が一人。大自然の中での海釣りを楽しんでいます。

灯台のあるところは、広場になっており、そこからは夕陽が見えます。
日の入り前の太陽の光は強い!
海を背景にオレンジ色の光を放つ太陽が輝いています。

ずっと下って、二つ目の神社の近くには、展望台があります。
眼下には、私がセミナー会場にしているヨットハーバーの白い屋根と
停泊しているたくさんのヨット、そして大海原が見えます。

参道を下り、弁天橋に戻ります。
夕暮れ時。江ノ島には夕陽を見にくる人たちがいつもたくさんいます。
橋の上、中洲の砂の上、海に突き出している桟橋、と様々な場所で、
人々が足を止め、じっくり座り込んで、夕焼けと夕陽を愉しんでいます。

大海原の向こうには富士山のシルエット。裾野まで美しく見えます。
空の色は、淡い水色、淡いピンク、そして濃いピンクのグラデーション。
自然の色はこのグラデーションが本当に美しい!
多くの人がこの美しい「マジックアワー」と言われる時間に魅了されて、
じっと自然の美しさに見入るのです。 幸せな時間が流れています。

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「INVC活動報告」

10月31日、久しぶりに明海大学のキャンパスを訪れ、
「英米語学科主催FD講演会」で講演をしてまいりました。

聞いてくださったのは、英米語学科、日本語学科、経済学科の先生方。
色使いとアート感覚が素晴らしい、図書館のラーニング・コモンズで、
以下の題目で講演を行いました。

「学生も教員も"五感”を開いてプラスの循環を調えよう!
ー<感性豊かな学びの場>を創出するためのNVCの視点からの提言ー

今は母校の教員として活躍している卒業生たち、
新たにお目にかかった英米語学科の先生方、旧知の先生方、
そして、講演の後に事務所を回って久しぶりに再会した職員の方たち、
懐かしいキャンパスで多くの方にお会いできて、とても楽しい一日でした。
お招きいただき、ありがとうございました。

講演の最後にお話しした「五感を開くニューズレター」が
この「INVC湘南だより」です。
今回も、湘南の自然の様子が目の前に広がるようにお届けできたでしょうか?

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次回の「INVC湘南たより」は[湘南の冬]をお届けします。

このNLはこれまでご縁のあった方々にお送りしております。
ご不要の方は、HPの「ニューズレター」の項目からご自身で解除していただくことができますので、
お手数ですがよろしくお願いいたします。

ご感想や近況をお知らせ頂ける方は、以下のアドレスへお願いいたします。
    東山安子:ytprimrose09@gmail.com
みなさまからのお便りを、心からお待ちしております。

それでは、秋らしい日々が続く湘南より、
みなさまの日々が穏やかで希望に満ちたものでありますようにとお祈りして。

Intercultural Nonverbal Communication
INVC暮らしとアートの研究所  東山安子
https://nonverbal-invc.com









 

 



 
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活動場所:湘南・江ノ島

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